金澤町屋について

あけぼの の建物は、金澤町屋として150年以上の歴史を誇ります。

金澤町屋の建築のこだわりは、壁、ふすま、柱等、隅々までに及びます。

滞在中は、160㎡を超える館内の建築美もお楽しみください。

金澤町家とは

江戸時代、城下町や港町などの町人居住地に建ち並んでいた建物で、商人や職人たちが住んでいた都市住宅を町家といいます。

明治維新後、西洋文明の影響で、変容した伝統的建築様式、建築技法、建築材料によって建てられたものを、近代和風住宅といいます。

金澤町家は、昭和25年(1950年)より以前に建てられており、町家、武士系住宅、近代和風住宅と呼ばれる歴史的建築物の総称です。

あけぼの の家屋は、西洋文明の影響を受けた近代和風住宅にあたります。

参考サイト: 金澤町家とは | 金澤町家情報館

書院造り

日本で育まれてきた「おもてなし」にとって、書院造りを欠かすことは出来ません。

書院造りとは、平安貴族の居住場所として発展した寝殿造りに対して、書院(書斎を兼ねた居間のこと)中心とした武家住宅に用いられた様式を言います。

室町時代中期に栄えた「東山文化」によって、客人をもてなすための格式高い住居として、書院のある邸宅が広まり、江戸時代にかけて、住宅様式として日本各地で発展し、客間に設けられる「床の間」や「畳敷き」といった空間が生み出されました。

書院造りとは、いかに「客人をもてなすか」という試行錯誤を通じて、すなわち、「おもてなし」と表裏一体で発展してきた建築様式といえます。